アーティストと地域の人々の交流と、アートを通じてその地域が元々持っている魅力を内外に伝える事を重視しております。
地元の人ほど案外その地域の魅力に気づいていなかったり、忘れている事が多いです。その魅力をアートを通じて改めて外から伝える事で地域に対する誇りと自信、愛情を育て、
それが新しい地域の魅力を創造するための起爆剤になると信じております。
また、アーティストが積極的に地域に関わる事で、アーティストと地域の新しい関係性を築く事も当プロジェクトの目的の1つです。
アートを媒介にして、若者たちが誇りと自信と愛を持てるような地域の魅力を再確認し、それを基に住民自らが新しい魅力を創造する。
そしてその魅力を内外に表現(PR)する事で文化的にも経済的にも精神的にも豊かな輝く地域を実現していく事がワンダーマッププロジェクトです。
2009年。ガイドブックを制作する為に吹上町内の様々な場所を巡り、多くの人に地域の魅力を訪ねて回ったのですが、話を聞いた人の中に自分の暮らす地域の魅力を活き活きと何時間でも語り続けられる人がいました。私たちはその話を聞いた時に「自分達の暮らす地域を愛し、その魅力を自信と誇りを持って表現できる人」それこそがその地域の一番の魅力であると感じました。
地域の魅力は「人」です。魅力的な人々が集まり、暮らす事で、魅力的な地域は生まれます。吹上ワンダーマップの主旨は「芸術(創造と表現)による地域振興、地域つくりの実践」なのですが、それはつまりFWMを通して吹上町の魅力を表現できる人間を内外に増やしていくと云う事です。また、アーティスト、地域住民、企業、行政が恊働して地域に新しい魅力(特色)を創造する事を促し、それを共有する事で自分達の地域を愛し、誇りをもてる「輝ける吹上町」をつくっていきたいと考えます。
人の「輝き」を吹上町から日置市へ、日置市から鹿児島県へ、鹿児島県から九州へ、九州から全国へ、全国からアジアへ、アジアから世界へと広げていけるよう活動していきます!
漢字で書くと「来日来吹」。
意味:
①日置市に来て、吹上に来た。
②日置市に来る。吹上に来る。
③郷土(吹上)に生きる。(ライヒ=ドイツ語で国、郷土。ライフ=life(生きる))
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