来場者に吹上町を散策してもらう為に、吹上町の様々な場所にイベント会場を設けた。
来場者はアートイベントを目的として吹上に足を運ぶのだが、各会場を移動する際に吹上の人々や、風土と触れ合い、その魅力を肌で感じてもらう事を狙った。
また、2009年のイベントの反省点を活かし、それぞれの会場に参加アーティストを責任者として配置した。これにより、各会場ごとに様々な個性が生まれ、
空間の質も飛躍的に高くなった。
メイン会場では体育館の内部を段ボールで覆い、それにペイントした空間をベースとして32名のアーティストの作品を展示していった。また、メイン会場では地元に暮らす方々の作品(藁の民芸品や手芸品等)も一緒に展示した。
メイン会場では2009年同様各作品を混在させ、キャプション(作品名や作者氏名を表示するプレート)等も付けず、純粋に空間を構成する素材としてアーティストの作品をレイアウトしていった。「くつろぎ」をテーマに会場の中央におもてなしの空間を配置するメイン会場では、各作家の作品を主役にするのではなく、空間全体を1つの作品として捉えるため、各作家ごとの作品配置における明確な線引きは無い方が効果的であると考えた為である。(しかし、作品名や作者の名前の表示がなくとも、充分に作品の個性は発揮される)
また、中央のおもてなしの空間ではお茶と手作りお菓子(婦人部の方々が開発した新特産品)を地元婦人部の方々とアーティストの手によって来場者に無料で提供し、椅子に座り、お茶を飲みながらゆっくりと空間を楽しんでいただいた。
沢山の笑顔を創る事ができ、多くの来場者に吹上に来て良かった、楽しかったと感じていただける空間になったと思われる。
担当アーティスト:KAZUHIRO HAKATA 展示作品:衣服
担当アーティスト:コセ リエ 展示作品:写真
担当アーティスト:大川 由香里 展示作品:立体造形
担当アーティスト:博多 和宏、南 修一郎 展示作品:風をイメージするオブジェ、パフォーマンス
担当アーティスト:川添 さゆみ 展示作品:イラスト
担当アーティスト:山口 紗帆 展示作品:イラスト・半立体
担当アーティスト:秋廣 仁、西田 麗乃、西田 麗美 展示作品:店舗プロデュース
担当アーティスト:福田 啓人 展示作品:陶器
担当アーティスト:福田 啓人 展示作品:陶器
担当アーティスト:竹添 星児、中之間 智子、あごぱん、源龍斎、神戸 看織 展示作品:イラストレーション
担当アーティスト:博多 和宏 展示作品:なんげ掘り
担当アーティスト:店舗オーナー 展示作品:器
担当アーティスト:八木 香菜子、宮内 裕賀 展示作品:イラスト
担当アーティスト:永里 関人 展示作品:光のインスタレーション
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